貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

エリー・フォール『美術史1 古代美術』(国書刊行会
批評では無く美術に関する詩だ、と専門家から非難されていたというが、今となってはそれは最大の賛辞と言えるだろう。この本を愛読する作家や芸術家は多いと言う。ゴダールなども熟読しているらしく、『気狂いピエロ』の冒頭、ベラスケスについての朗読などはこの本からの引用。全巻出るまでは相当な時間がかかりそうだが、期待したい。
ジャック・タチ『ぼくの伯父さんは、のんきな郵便屋さん』(平凡社
淡い色が素晴らしい。のんきに生きたい。映画を元にした、絵本。愛すべき一冊。

 

古代美術―美術史〈1〉  ぼくの伯父さんは、のんきな郵便屋さん〈映画『のんき大将』より〉