2003-09-20 ■ 読 エリー・フォール『美術史1 古代美術』(国書刊行会) 批評では無く美術に関する詩だ、と専門家から非難されていたというが、今となってはそれは最大の賛辞と言えるだろう。この本を愛読する作家や芸術家は多いと言う。ゴダールなども熟読しているらしく、『気狂いピエロ』の冒頭、ベラスケスについての朗読などはこの本からの引用。全巻出るまでは相当な時間がかかりそうだが、期待したい。 ジャック・タチ『ぼくの伯父さんは、のんきな郵便屋さん』(平凡社) 淡い色が素晴らしい。のんきに生きたい。映画を元にした、絵本。愛すべき一冊。