貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

内田百間内田百間集成10 まあだかい』(ちくま文庫)
小便の話が面白かった。「年寄りは長いね」と言われたと言う話。百間の随筆はどれを読んでも平均的に良い。独特のへりくつがたまらん。
リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(河出文庫
今年の文庫化ランキングを作るとしたら、これが一番じゃないか。古書店で15000円くらいしていたものが、文庫で手に入るとは河出書房に感謝。しかもこれがまた名著。やわらかい幻想小説。詩人だけあって詩情豊か。素晴らしい。

 

まあだかい―内田百けん集成〈10〉   ちくま文庫 西瓜糖の日々 (河出文庫)