貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ニコラス・ネグロポンテ『ビーイング・デジタル』
今から9年前、中2の時に読んで、ある意味人生を変えた一冊をふと思い出して再読。ある日突然、これから世の中にどういう変化が起きるのか、どこへ向かって動いていくのか、という大きな流れが見える時がある。この本を初めて読んだ時はまさにそういった感じで10年早く生まれて来なかった事を本当に悔やんだ。あれから10年、この本にかかれた事はかなり実現されている。10年もかかった、と言うべきなのかもしれないけど。主にデジタルがライフスタイルもビジネススタイルも変えてしまう事、が書かれていてインターネットの可能性にも言及。大抵こういう本はすぐに古臭くなるのだけれど、これは安易な未来予測やハウツー本ではなく、デジタルである事とはどういうことか、を丁寧に説明してくれるので10年近く経った今でも読んでいて凄く刺激的。あの頃のワクワク感を思い出した。数年前に名著と言う事で復刊されており、今でも絶版ではないみたい。

ビーイング・デジタル - ビットの時代 新装版