貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ジュンク堂
つい、買ってしまった。小沼丹の幻の長篇、全集未収録ですってズルイよなぁ。ついこないだ全集出したばっかりのくせに。別巻て事でだせよ、とか思いつつ、買った。福嶋舞は84年生まれの若手イラストレーター。物凄くかったるそうで、ちょっと今の時代の気分にあってる所があるかも。ゾッとする凄みがあるので注目。島尾敏雄の日記が出るとは思わなんだ。『死の棘』は妻が発狂していく過程を克明に描写した小説。余りにも強烈で時に喜劇的にさえ思えてしまう程の悲劇。そして日記では精神病院入院後の事まで書かれているらしく・・・。怖い。あと、思潮社の在庫僅少本フェアをやっていたのが吃驚。ただ、もう結構古いものなので痛んでるのが多かった。朝吹亮二松浦寿輝共著の『記号論』だけ買う。北村太郎の詩集を3、4冊まとめて欲しかったのだけど、金足りず。