貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

『Mac Fan 6月号』
まずは買ってからずっと放置していた『Mac Fan』を読んで今更ながら「OS X Tigar」の基本情報を知る。発売日に買ったくせになんも知らんかった。フリーソフトとか使ってカスタマイズしてったら相当面白そうだなぁ、とは思いつつも、そんな時間は、ない。
『DO YOU? 6月号』
次はこれでデジモノチェック。最近のWindowsパソコンはワイド画面化が一気に進んでるのね。書斎と寝室って感じのセカンドハウスが都内に欲しい、と思い始めました。んでもって自腹でホテルとかを批評するコーナー、いくらの部屋だったかとか基本的な情報が足りなくて片手落ちな感じ。胡散臭い。
『high fashion 6月号』
Men'sとWomen'sを融合させてリニューアルした第1号。ギャルソンを表紙にドカンと使った「Individual white」の特集もすこぶる良い。白い服の質感を再現する写真、大変だったろうな。high fashionはこれからも尖ったモード情報を届けてくれそうで非常に期待大。主要なアンケート、インタビューは英文併記、または巻末に記事の英訳を用意、という作りは海外での販売も視野に入れているのかな?「白」の特集でマルジェラ、原研哉コルビュジエ、と持ってこれる知性は素敵だろう。個人的には最近レディースのプラダが尖ってて面白くなってきてる。秋冬のイッセイのメンズ、男のコサージュも気になるな。ジャケットの胸元にコサージュがあるだけで服の表情が全く違う。写真家、松本路子の撮ったバレエダンサー、オクサーナ・クチュルクの写真が圧倒的に美しい。高島屋のリニューアルキャンペーンで使われた写真なのだけど見とれてしまうな。何はともあれ、マルジェラへのインタビューでこの雑誌の思考を端的に表現する一文を発見。嬉しくなっちゃったので引用。

もちろんファッションは、即物性や実用性がなければ成立しないものですが、ファッションを牽引するのは、深い思想に支えられた根源的なものだと、私たちは感じています。

 

 

「メゾン マルタン・マルジェラは白についてこう答えた。」より p.74