貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ジェネレーションY~日本を変える新たな世代~』(日本経済新聞社
Y世代っていうのは所謂X世代の次の世代、つまり、今の私たち20代のこと。だから自分を分析されているような所もあり不思議な感覚だった。Y世代を如何に取り込むかが、今後の企業の成功を分けるっていう話なんかもしつつ、実態の知られていないY世代に関する誤解をひとつひとつひっくり返していく。日経MJでもフリーター調査の結果を発表していたけれど、20代の正社員とフリーター、可処分所得はほとんど変わりません。消費者としては対等。しかもフリーターは趣味への投資額が収入に占める割合において非常に高い。反面削れる所は徹底的に削る。ついこないだまで学生だった自分にもそう言う感覚非常に良くわかる。そんな世代に雑誌を届けるには、ちょっとやそっとのことでは動かないよな・・・コミュニケーションにおける本当に必要なツール(=共通の話題)になれば良いんだけど、そのためには文句無く面白い、強烈なインパクトが必要よね。前途多難。我ながら厄介な世代だ。団塊の方が色々やり易そうですよ、まったく。ちなみにこの本、新入社員との接し方、みたいな話題もあるので上司が読んだらどう思うんだろうな、とか思いながら読むとニヤニヤしてしまいます。

 

ジェネレーションY―日本を変える新たな世代