- 沙村広明『おひっこし』(講談社)
- 沙村広明が竹易てあし名義で描いた作品をまとめたもの。この絵と相まって醸し出されるギャグの乾いた笑いみたいなのが最高。そして希代のストーリーテラーだと思う。これくらい強引に物語り作っちゃう人、好き。
- 花沢健吾『ルサンチマン』(小学館)
- これ、実際読んでみると結構衝撃だわ。きれいごとじゃなくて欲望がストレートに出ている感じが、そこまで描いちゃうかって感じで面白い。お話は、モテようがない男が特殊なゴーグルとグローブでリアルな触感まで楽しめる「ときメモ」みたいなゲームにはまって、仮想世界の中で女をものにしようとする話。でも自分が選んだ女の子のソフトはなんか特殊で、勝手が違う。ホントなら設定として自分に惚れているはずなのに、抵抗するし・・・さてさてどうなってるの?どうなっちゃうの?てな感じ。まじで早く続き読みたい。