2006-11-18 ■ 読 藤沢周『箱崎ジャンクション』(文春文庫) 主人公は光タクシーのドライバー。ある日自分と姿形の似ている都タクシーの男からタクシーを取り替えないかと持ちかけられて・・・。別人に成り済まして別れた妻とつき合っている男を乗せるシーンとかは素敵。なによりも、所々にタクシーの運転手の生活がにじみ出ていて、読んでる間、タクシーに乗る旅に不思議な気分に襲われた。ちょっと危ない感じの人とかに当たるとドキッとしたり・・・。なんか、体臭がする感じが好きです。