貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

有刺鉄線のことを考えたのは初めてだと思う

発明の歴史 有刺鉄線

ティム・ハーフォード『いまの経済を作ったモノ』を読んでる。

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

 

世界の経済に影響を与えた発明を紹介する本なのだけど、そこで有刺鉄線が出てきたのが新鮮だった。

 

リンカーンがホームステッド法を制定し、5年間耕作した土地の所有が可能になって西部開拓盛り上がる。で、土地の境界線を明確にしたいのだけど、普通の柵は牛に倒されてしまう!

この柵問題を解決しないと西部開拓も進まない!というくらい重要な課題だったらしい。

そこで発明されたのが有刺鉄線。牛にも倒されない強固な柵、これによって境界線を明確にすることができるようになった。そしてそれは新たな争いの元にもなる。

有刺鉄線は当時から今と変わらない形だったらしい。完成度高かったんだね。