貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

素敵なエッセイは、日常の解像度を上げる。 松岡正剛/雑品屋セイゴオ

松岡正剛というと、千屋千冊のイメージが強くて、
博覧強記で小難しい読書家のイメージが強いのだけど、
このエッセイ集は軽快で、肩肘張らずに読めた。

雑品屋セイゴオ

雑品屋セイゴオ

何の事は無い物品に対する、ごく私的なこだわりや思い入れを
このように綴るのはとても良い。

小難しいことでなくていいから自分もふと感じたことを
書き留めておきたいと思ったのはこの本の影響も強いかも。

エリック・ドルフィーが音楽が終わると、消えて無くなっちゃうと言ったように、
日常の中でふと思ったり感じたりしたことも、gone in the airしてしまう。

When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again.

ブログやSNSも消える前に、留めておきたいというささやかな抵抗として使っても良いよね。

CIAの盗聴猫プロジェクト アコースティック・キティ

CIAに猫にマイクやアンテナを仕込んで盗聴するアコースティック・キティなる計画があったらしい。。

 

ネズミを追いかけるのに夢中にならないように、空腹を感じない手術を施したりもしたそうだ。

 

残念ながら最初のテストでタクシーにひかれて死んでしまい、あまりにも実用的ではないという判断でプロジェクトは中止という結末。

 

スパイ大事典のCIAの解説に書いてあって初めて知った。

 

ついでに大韓航空ボーイング747の撃墜事件は、ボーイング707を元に作られた偵察機RC-135に誤認されたかららしい、というのもスパイ大事典で知った。

 

 

スパイ大事典

スパイ大事典

 

 

持ち歩けないサイズだけどちょこちょこ読んでるとおもろいな。

 

ちなみにCIAは思ってるよりもいけてない組織なんだよね。

『CIA秘録』を読むと、なんというか普通のいけてない会社感がスゴい。

CIA秘録〈上〉―その誕生から今日まで (文春文庫)

CIA秘録〈上〉―その誕生から今日まで (文春文庫)

 
CIA秘録〈下〉-その誕生から今日まで (文春文庫)

CIA秘録〈下〉-その誕生から今日まで (文春文庫)

 

 

AIがウォーリーを見つける時代になったぞ! 

画像認識してウォーリーを一瞬で見つける映像。

 

 

こうなると、監視カメラで四六時中見張られている社会もすぐそこまで来てるな。

1984そのまんまの世界。

 

ビッグブラザーがお前を見てる!!

 

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 
1984年 (まんがで読破 MD100)

1984年 (まんがで読破 MD100)

 
 
そしてなんだか、ウォーリーも色々増えてるっぽい?子供と一緒にやろうかな。
 

 

NEWウォーリーをさがせ!

NEWウォーリーをさがせ!

 

 

 

ウォーリーをさがせ!きえた名画だいそうさく! (新ウォーリーのえほん)

ウォーリーをさがせ!きえた名画だいそうさく! (新ウォーリーのえほん)

 

 

 

ウォーリーをさがせ!THE TREASURE HUNTたからさがしブック

ウォーリーをさがせ!THE TREASURE HUNTたからさがしブック

 

 

 

新タイムトラベラーウォーリーをおえ! (新ウォーリーのえほん)

新タイムトラベラーウォーリーをおえ! (新ウォーリーのえほん)

 

 

 

ウォーリーをさがせ!謎のメモ大追跡! (新ウォーリーのえほん)

ウォーリーをさがせ!謎のメモ大追跡! (新ウォーリーのえほん)

 

 

ただ、ウォーリーをさがせは、ウォーリーを学習させて発見させるプロセスでいけそうだけど、隠し絵を見つけるみたいなのはまだまだできないんだろうな。

 

自分も子供が生まれてから知ったけど、

香川元太郎さんの迷路シリーズすごいよね。

よく見るとモチーフが隠れているっていうタイプのやつ。

 

そういうのも機械学習で見つけられるようになるのかな。

 

 

伝説の迷路―ヤマタノオロチの世界から神話と物語の旅へ

伝説の迷路―ヤマタノオロチの世界から神話と物語の旅へ

 

 

 

有刺鉄線のことを考えたのは初めてだと思う

発明の歴史 有刺鉄線

ティム・ハーフォード『いまの経済を作ったモノ』を読んでる。

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

 

世界の経済に影響を与えた発明を紹介する本なのだけど、そこで有刺鉄線が出てきたのが新鮮だった。

 

リンカーンがホームステッド法を制定し、5年間耕作した土地の所有が可能になって西部開拓盛り上がる。で、土地の境界線を明確にしたいのだけど、普通の柵は牛に倒されてしまう!

この柵問題を解決しないと西部開拓も進まない!というくらい重要な課題だったらしい。

そこで発明されたのが有刺鉄線。牛にも倒されない強固な柵、これによって境界線を明確にすることができるようになった。そしてそれは新たな争いの元にもなる。

有刺鉄線は当時から今と変わらない形だったらしい。完成度高かったんだね。

ドメーヌ・デュ・セミネール美味しかった

更新の仕方

メモ代わりに使っていきたいのだけど、日別に、書いていって、1日のエントリーのなかに色んな話題がごちゃ混ぜなのと、ネタ毎にエントリー別れるのどっちの方がよいのだろう。

 

小川哲『ゲームの王国』

面白かった。

不正を感知すると勃起するTVディレクターのカンがお気に入り。ソリヤ見ただけでビンビン。

他にも輪ゴムが切れると誰か死ぬ、とわかるやつや土を食べると土と対話できるキャラクターなど、個性的なキャラが目白押し。しかもそいつはチャーハン4キロを一気に食べて異が破裂して死んだ。

 

 

ゲームの王国 上

ゲームの王国 上

 

 

 

ゲームの王国 下

ゲームの王国 下

 

 

 

ドメーヌ・デュ・セミネール

先日とあるお店で飲んだこちらの赤ワインがとても美味しかった。

 

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ドメーヌ・デュ・セミネールというやつ。

ググってみたものの日本ではあまり売られていない模様。

Amazon楽天も売り切れていて、Yahoo Shoppingで2本だけ在庫発見。

 

食戟のソーマ

妻が食戟のソーマにはまって一気読みしてご飯作ってくれない。

 

 

 

SUITS season3

一緒にSUITS見るのもお預け。

シーズン3の途中なんだけど、どんどんつまらなくなってきている気がする。

小難しいこと抜きでスカッと勝つ方が気持ちいいんだよね。マイクもウジウジしてて見ててイライラする。

 

 

 

デヴィッド・ボウイ、かっこいいね

自分のすることを「誰かのために」なんてありえない。

ボウイさま、かっこいーな。 触発されて自分のためのブログを再開してみたよ。

その昔、アルバート美術館のカタログ日本語版、往来堂で買ったんだよね。

1984部限定のやつ。

デヴィッド・ボウイ・イズ

デヴィッド・ボウイ・イズ

ただの自慢や。


ギャディスのJR読み出した。

JR

JR

切れ目がないのでどこで区切れば良いのかわからん。そしてものすごい分厚さ。でも内容は所々ふざけてて面白い。

そういえば、とにかく会話だらけで説明が排除されてるから読みづらいJRの最高のガイド。忘れないようにメモ。

https://scrapbox.io/monado-jr/

これまとめてくれた人、控えめに言って最高。

で、JR。

中継されてる授業でモーツァルトの話がどんどん脱線していって、彼の書簡のうんこ、パクパク、うんこ、ペロペロとかで盛り上がっちゃうシーンがある。

モーツァルトの書簡はものすごく下品で面白いんだよね。神童はべつに聖人ではない。

音楽家の恋文

音楽家の恋文

なんか恋文でも相当ふざけてた気がする。


子供にサピックスのドリル買ったら思ったよりも高くてびっくりしたぞ!