貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Charles M.Schulz『SNOOPY BOOKS22 はれんち!スヌーピー』 Charles M.Schulz『SNOOPY BOOKS23 わかってるの?チャーリー・ブラウン』 ライナス「読書でもしようってわけ チャーリー・ブラウン?」 チャーリー・ブラウン「うん”全国図書館週間”にはいつも本…

小沼丹『小沼丹全集1』(未知谷) 『村のエトランジエ』『白孔雀のいるホテル』『黒いハンカチ』『不思議なソオダ水』の4冊の短編集に未刊行作品を加えた内容。さすがに読むのに時間がかかった。「村のエトランジエ」「白孔雀のいるホテル」「気鬱な旅行」…

荒牧伸志『APPlESEED』 1988年にも一度OVA化されているらしい。原作読んでないんで原作との違いについては何とも言えないのだけど原作からカットされてる所は多いらしい。読んでなくても頑張って見れば理解できるようにはなっている。世界観等を掴む…

ティム・バートン『スリーピー・ホロウ』 澁澤龍彦が喜びそうな小道具の世界。で、なんと鉄の処女(鋼鉄の処女)が出てきた!鉄の処女はヨーロッパの拷問道具、というかこれ使うとまず死んじゃうから拷問道具と言って良いのか定かでは無いけど、等身大の女性…

小津安二郎『戸田家の兄妹』 佐分利信のファンになってしまいそうです。『東京物語』の原形のようなお話なのだけど、高峰三枝子とか女性陣も綺麗だし見映えがするなぁ。最後の佐分利信の登場も見ていて気持ち良い。これにて1人小津祭りも終了。次は1人ヒッ…

『植草甚一スクラップ・ブック7 J・Jおじさんの千夜一夜物語』(晶文社) スリや詐欺師の手口を紹介した文章やダリやコール・ポーター、ドビュッシー等著名人の恋の物語。色んな雑誌や本からのエピソードの集積なんだけど、どの巻も見事に植草甚一の本に…

島田晴雄『雇用を創る構造改革』(日本経済新聞社) テスト対策というしょうも無い動機ではあるが読んでみたら面白い。医療や福祉、住宅流通、子育て支援、旅行観光サービス、等において、現在何が問題なのか、それをどのように改善しようとしているのか、が…

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 04』 先が読めない、だから一度見だすと止まらないのはわかっているのに、よりによって試験初日の夜から再開してしまった私。一体何がどうなってるのかしら、気になる。 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 06』 「草迷宮」はちょっと…

『青春歌年鑑 1977』 課題の資料として借りて来て昨日から愛聴。やはり山口百恵とか太田裕美とか清水健太郎とか。まだ生まれてなかったんだなぁ。でも結構知ってる曲多く懐かしや。 Sergiu Celibidache『Beethoven:Symphony No.6』 田園はこの人だとモッサ…

辻静雄『辻静雄コレクション1 フランス料理の手帖・舌の世界史』(ちくま文庫) 辻調理師学校の創設者。料理のこと、ワインのこと、ボーイのこと、格つけのこと、知らない事だらけで読んでいて本当に面白い。澁澤龍彦の「手帖」シリーズしかり、「手帖」と…

楽しむ地図、ヒット中 「楽しむ地図」の系統には2つあるらしく、一つは、世界地図帳や日本地図帳に雑学のページを加えたもの。もう一つは、昔の地図と現在の地図をセットにして比較できるようになっているもの、なのだとか。時事情報を盛り込んだりしてトリ…

小津安二郎『お茶漬けの味』 佐分利信は渋いなぁ。「お茶漬けだよ。お茶漬けの味なんだ。夫婦はこの、お茶漬けの味なんだよ」良い話だなぁ。

呉智英『言葉の常備薬』(双葉社) 言葉使い等、日本語にまつわるお話を集めた本。いわゆる若者の日本語の乱れがどうのこうのとか、そういう類いの本じゃないので良かった。ちょっとしたトリビアに満ちていて、日本語としてはT字路ではなく丁字路が正しい。…

小津安二郎『秋日和』 小津の映画が良い事は既に語り尽くされているので。問題は若い頃の司葉子と岡田茉莉子がどちらも可愛いと言う事だ。二人のタイプはかなり違うのだけど。フェイド・イン、フェイド・アウトを使わずに繋げていくのだけど違和感が少ないの…

ハワード・ホークス『エル・ドラド』 ジョン・ウェイン主演のコテコテの西部劇。ジョン・フォードよりもホークスの西部劇の方が男臭い気がする。カメラをやっていた癖に詳しいことはわからないのだけど、俳優の顔を活かすも殺すも照明次第なんだなぁ、とわか…

山口瞳『最後から二冊目の巻』(河出書房新社) 週刊新潮に山口瞳が死ぬまで実に1614回連載した「男性自身」というコラムには77本だけ単行本未収録のものがあったらしく、それらを2冊に分けて刊行するという企画らしい。その1冊目なので、「最後から…

山本嘉次郎『エノケンの近藤勇』 コメディとして今でも笑えるかって言うと、結構キツイよなぁ、というのが正直な感想。 『モンテヴェルディ:歌劇オルフェオ』 1607年初演の元祖オペラ。歌劇というスタイル自体は1600年頃からフィレンツェで見られた…

フランソワ・トリュフォー『隣の女』 最近1人トリュフォー祭りの様相を呈してきているなぁ。ファニー・アルダンは美人じゃないのに不思議な魅力がある。なんだか好きになってしまった。窓からむこうが見えていて、そのままカメラをひくと女が窓を見ている事…

シルヴァン・ショメ『ベルヴィル・ランデブー』 予告編でもうすぐジャームッシュの新作が公開される事を知る。アニメってやっぱり面白い。連想ゲーム的にシーンを繋いでいけたりもするし、思い通りの構図で撮れるし。アニメ、恐るべし。 フランソワ・トリュ…

ペドロ・アルモドバル『オール・アバウト・マイ・マザー』 好きだって人多いけれども、ペドロ・アルモドバルはどうもソリが合わない・・・。『トーク・トゥ・ハー』とかも好きだって言う人を良く見かけるけれども激賞するほどの気分にはならず。今日、これ見…

フリッツ・ラング『死滅の谷』 1921年の作品なのだけど手の込んだ事を色々やっている。ブニュエルはこの映画を見て映画を撮ろうと思ったんだとか。そう言われて見ると何となくわかる気がするような。冒頭、街の有力者達を1人ずつアップで写していくとこ…

藤子不二雄A『まんが道』(ブッキング) 23巻読了でこれにて終了。「まんが道」は未完と言う事になっていて、その後続編も別のタイトルで発売中。それにしても名作だなぁ。終わってしまったので毎月の楽しみが減ってしまった。 藤子不二雄A『プロゴルフ…

フィリップ・プルマン『琥珀の望遠鏡 上』(新潮文庫) どんどん大掛かりなお話になっていっているのだけどちゃんと収束するのかしら・・・。

Carlos Kleiber『Tribute to a Unique Artist』 昨年亡くなったクライバーの追悼盤。シューベルトの交響曲第8番「未完成」とブラームスの交響曲第4番とワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「死と地獄」と「イゾルデの愛の死」を収録。これで14…

フランクリン・J・シャフナー『猿の惑星』 何を勘違いしたのか最初から地球に不時着したんだとばかり思っていたので「衝撃のラストシーン」とか言われているやつはまったく衝撃じゃないままに終わってしまいました。ていうか、そうじゃなくても見てりゃオチ…

フィリップ・プルマン『神秘の短剣 上』(新潮文庫) ライラは僕らの世界へ。大した事じゃないけど、キーツの言葉が出てきたり。卒論がキーツの友人の為に引用しておこう。それにしても良くこんなお話を思いつくなぁ、と感心してしまいます。わくわく、どき…

フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤 下』(新潮文庫) ミルトンの『失楽園』にインスパイアされた冒険ファンタジー。3部作の第1部はボクらの世界と平行して存在していて、非常に良く似ているけどちょっとだけ違うパラレルワールドでのお話。子供向けのフ…

フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤 上』(新潮文庫) 半分くらい英語で読んで時間かかり過ぎるので日本語へ切り替え。とりあえず、面白い。あ、初読了本だ。

『火の鳥』 NHKがアニメ化したのを正月に一気に放送していたので録画して見る。全13話、5時間半。手塚治虫はやっぱスゴイね。

無性に オーケストラが聴きたい。