貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

松原治『三つの出会い』(日本経済新聞社) 紀伊国屋会長が日経新聞の人気コラム「私の履歴書」に連載した物をまとめた上に対談を3本加えて出版したもの。この人は書店業を情報産業と捉えた所が面白い。本を売るだけではなくて、米国の科学技術情報など様々…

文鳥 朝起きたら文鳥のぴーちくが謎の死を遂げていた・・・。短い付き合いだったなぁ。やっと1人で餌食べられるようになった位なのになぁ。可愛かったのになぁ。合掌。 ドラクエ お話はまるで指環物語。ある物が人から人へ転々と~。で、ボス直前まで来たの…

今日もドラクエ 闇の世界みたいな所にいったら敵が強くてヤバい。レベルあげなきゃ・・・。お金が全然溜まりません。ゲームの世界でも現実でも。 プラハ少年少女合唱団の指揮者を逮捕 少女への性的虐待のため。もし少年合唱団だったら変な気を起こさずに済ん…

信託業法改正案成立 こないだ住友信託のニュースがあったけれども、それに関連して。法律も成立。さて、どうなるか? 事業会社への信託業の解禁や知的財産権の信託を可能とする信託業法の改正案が26日の参院本会議で全会一致で可決・成立した。改正法では…

イタロ・カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』(ハヤカワepi文庫) カルヴィーノは今まで『見えない都市』『柔らかい月』『宿命の交わる城』と読んできたが、毎回作風の違いに驚いていた。が、今回読んでいてふと思う。作風はそんなに違っていないかもしれない…

『編集者の学校』(講談社) カリスマ編集者やライターが編集者とは、ジャーナリズムとは、を語る。マスコミで働く人やマスコミを目指す学生の必読書、なんて煽っているけどそんな事はない。正直かなり分厚い割に役に立つ部分は少ない。30人以上執筆してい…

C.S.LEWIS「The CHRONICLES of NARNIA 2 The Lion, the Witch and the Wardrobe」 少しは慣れてきたのか前よりは早く読めるようになった気がする、が、疲れるので一気に読もうと思ってもシンドイ。集中力が切れる。ナルニア国物語にはキリスト教的なモチーフ…

三田祭終了 これで最後の三田祭も終了。4年目にして初めてJADEのライブを目撃。自分にはまったく縁の無い人達だけど彼らも頑張っているんだね、としみじみ思う。片づけも順調に終わり打ちあげ、で、二次会の後、渋谷のカラオケで時間を潰し始発帰り。関係者…

R25 面白くなって来た気がするんだけど、一番新しいやつ広告が7ページくらいしかない。前より減ってるんだけど。。内容はネットでニュース探してると大体2週間くらい前に見たことあるわ、ってやつが多いね。 『電車男』と『いま、会いにゆきます』 小学…

アントン・チェーホフ『チェーホフ全集 1』(中央公論社) 初期の小説31篇を集めた物。短編が多い。チェーホフは家が貧しく、若い頃から家族を養う必要があったために小説を書きまくった。この全集には500を越す小説が収録されているというから驚く。…

丸谷才一『猫のつもりが虎』(マガジンハウス) ここ数日寒かったので、寒い→ロシアみたいな連想ゲームでチェーホフを読んでいたのだけど、そちらは分量が多いのでまだ読み終わらず、平行して読み始めたこちらを先に読了。肩の力を抜いて気楽に読める本。特…

C.S.LEWIS「The CHRONICLES of NARNIA 1 The Magician's Nephew」 英語版ではこれが1巻なのだが、日本語版『ナルニア国物語』では6巻にずらされている。すべての物語の原点みたいなエピソードなので後ろに回されているのかな。遅ればせながら洋書デビュー…

イーブック・システムズ、電子書籍技術をライセンス販売 電子書籍の開発ベンチャーであるイーブック・システムズ(東京都港区)は、音声や動画にも対応し、「ページをめくる、つまむ」など紙の本に近い感覚で操作できる電子書籍技術「FlipBook(フリ…

レイ・ミュラー『レニ』 レニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー。オリンピアの映像は確かに凄い。映像のセンスは抜群だったと言える。でも、そんな才能が無かった方が彼女は幸せだったのかもしれない。戦後、ナチ協力者としての烙印を背負い102才…

ジュンク堂買い出し分到着

松原治は紀伊国屋書店会長、ジュンパ・ラヒリは地味に売れてる作家。田口賢司は今年のドゥ・マゴ文学賞受賞、今年の選考委員は浅田彰。ドゥ・マゴはBunkamuraの美術館の近くにあるカフェ。本とコンピュータはお勉強を兼ねて。ナルニア国物語を英語で読んでみ…

森田芳光『阿修羅のごとく』 ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』をテーマ曲にしていたのでちょっと気になっていた。見てみたらなかなか面白い。大竹しのぶが非常に良い味だしてる。桃井かおりとの熟女壮絶バトルは強烈&お見事。舞台となる昭和5…

『植草甚一スクラップ・ブック12 モダン・ジャズの楽しみ』(晶文社) ここ2日ほど映像三昧だったので今日は1冊読もうと計画→達成。ジャズは大好きだけれどもここ数年少し飽き気味でたまに聞く程度だった。が、この本を読んでしまうと夢中になっていた時…

スパイク・ジョーンズ『マルコヴィッチの穴』 意外と面白かった。PVを集めたDVDに収録されていた映画は特に面白くも無かったので、これもつまらないんじゃねぇの、と思っていたのだけど。マルコヴィッチに入ったとき、音の聴こえ方が変わるのが巧かった…

スタニスワフ・レム『ソラリス』(国書刊行会) SFの古典をポーランド語原典から新訳。今まで読まれてきた早川文庫版には1割近い削除があったんだとか。さ駆除された部分はソラリスの海の描写が中心で、これ抜きではソラリスは成立しない、というほどソラ…

ロバート・ワイズ『ウェスト・サイド物語』 『サウンド・オブ・ミュージック』もそうなんだけど、この人は一番最初だけ異様に気合が入ってる。両方とも空撮で始まるんだけど、そこは頑張ったなぁと思う。ミュージカルとして楽しもうとしているので名曲ぞろい…

高橋悠治『高橋悠治コレクション1970年代』(平凡社ライブラリー) 読んでも頭に入ってこないのは自分が悪いんだろうけどもまぁそういうこともあるわな。興味とずれていたり、とか専門的な知識が足りなかったりとか原因は色々だけど。著者の若さというか…

池広一夫『座頭市千両首』 シリーズ第6作。千両箱盗みの濡れ衣を着せられた市が真相を突きとめるお話。シリーズを通して見ていくと監督の違いで殺陣が微妙に違ってくる事がわかる。今回は切られた人の顔アップがあったり、インパクト強めな印象。どちらかと…

『華麗なるミュージカルの世界』 第4回「名作誕生」40~50年代のブロードウェイ黄金時代。「オクラホマ!」「マイ・フェア・レディ」「キス・ミー・ケイト」「サウンド・オブ・ミュージック」みんなこの時代!特筆すべきはロジャースとハマースタインの…

ケネス・クラーク『ザ・ヌード』(ちくま学芸文庫) 裸体画の形態に注目してその変遷を辿る名著。ギリシャ文明が物凄い事、影響力が余りにも強い事を思い知る。近代絵画に至るまでその絵に描かれた人物の形態がどこからきているのか、何の影響下にあるかを徹…

東京コレクション そういえばパリコレは好きだけども、東京コレクションはまったく無視していたことに今さらながら気づく。むしろ東コレに注目しておかないといけない気がしてきました。 変化する下着事情 まぁサイトの特性上、下世話な話になっている所もあ…

角川増収増益の中間決算 平成16年9月中間期決算では、売上高が前期比32・1%増の584億1800万円と大幅に伸長した。書籍部門の売上げが順調に推移し、DVD販売や権利ビジネスが大幅に伸びたため。権利ビジネスってやっぱ儲かりそうね。 電子書籍市場は離陸したか…

『ルパン三世2ndTVシリーズ 21』 121~126話。125話「オイルダラーの大謀略」はちょっと気になる。病気で余命いくばくも無いお姫さまのために雪を降らせようと奔走するルパン、と言うお話。まぁ騙されているとは言え、ルパンが不二子以外の第…

ブレイク・エドワーズ『ティファニーで朝食を』 なんとなくオードリー・ヘプバーンを見てみたい気分だったので見てみる。というか、今までこれは見たことなかったので。娼婦には見えないよなぁ、と思ってみたり。で、面白くなかったのでした。2時間が随分長…

『ルパン三世2ndTVシリーズ 19』 109~114話。この巻はルパン、次元、五右ェ門それぞれをフィーチャーした話があってなかなかできも良い。五右ェ門のはひたすら五右ェ門が拷問されていて、ルパンとの友情話みたいな展開に。なかなか良かった。 『…

夏目房之介『マンガの深読み、大人読み』(イースト・プレス) マガジン全盛期を支えた「明日のジョー」と「巨人の星」を徹底分析&関係者のインタビューから当時の様子が窺えて非常に面白かった。当時のマガジン編集長や担当編集者のインタビューがあるのが…