貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

浦沢直樹『20世紀少年』(小学館) 1~3巻。子供のころ考えていた事が現実になってしまうお話。面白い。60~70年のロックとか、高校時代に聴いてた訳で、世代は違えども懐かしい感じは同じ。

江戸川乱歩『江戸川乱歩全集 9 黒蜥蜴』(光文社文庫) 「黒蜥蜴」は探偵小説嫌いな三島由紀夫が戯曲化するほど入れ込んだ作品。三島版「黒蜥蜴」はまだ読んだ事がないので読んでみたい。「人間豹」は巧みな変装で明智の追跡を逃れる悪役として後の怪人二十…

【ベストセラーを斬る】30代女性を描いた作品、好評 30代男女の未婚率は、30-34歳で42.9%(昭和60年は28.1%)、35-39歳で25.7%(同14.2%)と、増えている(平成12年国勢調査)らしい。激増だよな。

江戸川乱歩『江戸川乱歩全集 7 黄金仮面』(光文社文庫) 海外物の翻案って言うのは面白いな。探偵小説関係ではかなり例があるみたいだけど、普通の小説とかでは余り聞かないのはなぜかしらん。「黄金仮面」では海外の探偵小説の超有名キャラクターが登場。…

来客 友人らと桃鉄。夜を徹して桃鉄をやると、感想として残るのは「眠い」だけだったりする。学生気分の盛り上がりもこれで最後か。 ニュースとかは 省略。手抜き。

『機動戦士ガンダムZZ 11』 『機動戦士ガンダムZZ 12』 ラスト2話で一気に超シリアス。最終回の手前で主人公は自分が戦う理由を悟る。遅い!最終回ではZガンダムからの死んでいった人達、総出演。ニュータイプの実像もわかったし、見たことあるっ…

『機動戦士ガンダムZZ 8』 『機動戦士ガンダムZZ 9』 『機動戦士ガンダムZZ 10』 カミーユが出てきたり、コロニー落ちたり、サイコガンダムマーク2出てきたり、終盤になってようやく見所が出てきた。そろそろ飽きてきてはいるのだけど・・・。

洋販、アメリカの出版社を買収 日本やアジアの文化を紹介する書籍を中心に発行している「ストーンブリッジプレス」(カリフォルニア州アルバニー、年商約2億円)を傘下に収めた。現地スタッフはそのまま雇用する予定。現在傘下にある出版社「アイビーシーパ…

江戸川乱歩『江戸川乱歩全集15 三角館の恐怖』(光文社文庫) 少年探偵団シリーズは今読むとなんともいえないしょぼいオチが面白い。「青銅の魔人」は青銅で出来ていてギリギリ音がして、でも突然姿が消えていたりするのだけど、トリックは実はゴム人形で…

『機動戦士ガンダムZZ 7』 25~28話。急な方針転換で妹死んじゃった疑惑。まぁ後で実は生きてましたっていうオチらしいけど、そこら辺がZZのぬるさを象徴してるな。生きてました路線で行くにしても、死んじゃった疑惑の時はもっとキツイ演出が欲し…

H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集1』(創元推理文庫) 少し期待していたんだけど、いまいちのれず。なんか読んでも頭に入ってこないのは文章との相性が悪いのか、薬で惚けてるせいなのか。あまり面白いとは思わなかった。 岡留安則『「噂の真相」2…

古今亭志ん生『びんぼう自慢』(ちくま文庫) 貧乏は味わうもの。貧乏話をここまで味わえるようにする話芸が素晴らしい。落語関係の本を読んだりしていると言葉遣いを見直したくなる。もうウザイとか言わないでしゃらくせぇって言おうかな、とか、まいったな…

長尾三郎『週刊誌血風録』(講談社文庫) 週刊誌ジャーナリズムもバカにはできないな、と。煽情的な安っぽい暴露趣味とかは下らないとは思うけれど、週刊誌の地道な取材が権力側の嘘や欺瞞を暴く事もあるし、事件解決のきっかけになる事もある。でもこれ読ん…

『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG 10』 『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG 11』 『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG 12』 19~24話まで。物語は一気に核心へ。これは見だしちゃうと止まらないなぁ。利子の計算上生じる小数点以下の金額を盗みだして資金源にするっていうア…

手塚治虫の幻の作品復刻 ディズニー名作をマンガ化 講談社から1セット3800円(税別)で、4月10日に発売。あぁ、講談社には手塚治虫があったんだった。講談社の手塚治虫全集400巻って最強だよなぁ。いつか買いたいけど、置き場所の事情もあるのでD…

Charles M.Schulz『SNOOPY BOOKS 33 さよならネ ルーシー』 ルーシー・ファミリーの引っ越し!? Charles M.Schulz『SNOOPY BOOKS 34 おうちが火事だ!スヌーピー』 スヌーピーの犬小屋が燃えて秘蔵のゴッホも燃えちゃった・・・。 ルーシー『あなたはかわい…

『機動戦士ガンダムSEED 遥かなる暁』 『機動戦士ガンダムSEED 鳴動の宇宙』 『逆襲のシャア』 オタク受け狙ってる感じはするけれど基本的にガンダムのテーマは同じ。結局戦争はいけません、善悪二元論、勧善懲悪なんてありません、ってことだ。随分カットさ…

赤瀬川原平『新解さんの謎』(文春文庫) 人格を持つ国語辞典『新明解国語辞典』の楽しさを紹介してくれる本。ホントにおもろくて、唯一読書の対象足り得る辞書だな、と。辞書のくせに主観が混ざりまくっている所が何とも言えない魅力です。 動物園 生態を公…

『貼雑年譜』 乱歩が気になる記事や自分関連のニュースなどをスクラップして、コメントしてたもので「はりまぜねんぷ」って言うらしい。あー、この日記でやってる事と同じじゃん、とか思ったのでそのうち改名しようかしら。とりあえず何も考えずに当座の間に…

江戸川乱歩『江戸川乱歩全集5 押絵と旅する男』(光文社文庫) 標題作は推理小説と言う形から大きく逸脱してるけどなかなか良かった。男が絵の中の女に恋して、弟に双眼鏡を逆さに覗いて自分を見て貰ったらどんどん小さくなって絵の中に入っちゃった、みた…

『劇場版 機動戦士ガンダム』 ガンプラや関連書籍、ゲーム、圧倒的に初代ガンダムが大人気。バンダイの屋台骨を支える化け物コンテンツ。まぁ実際今見ても面白いからなぁ。非常に名言が多いのも素敵。アマゾンのレビューを見るとなんか音が悪いらしい。5.1チ…

卒業確定 これはとてもめでたい事です。 めでたい めでたいので、少し本を買いました。乱歩とか。でも乱歩全集修正箇所とかあってビックリ。未だに伏せ字とか削除がそのまま。なんか突然そういう箇所が出てくるとゾッとする。検閲ってかなり暴力的ですよ、ほ…

『植草甚一スクラップ・ブック 9 ポーノグラフィ始末記』(晶文社) 情報の鮮度は皆無なのでおもしろさ大幅減なのは否めない。海外の雑誌に常に目を光らせていて、おもしろそうなのがあればすぐ紹介してくれていた訳で、周りにこんな人がいたら便利だろうな…

『MS大図鑑 PART.4 MS開発戦争史』 高性能化が進むにつれ巨大化が避けられなかったMSを抜本的に見直して、汎用人形兵器という原点に回帰したのがガンダムF90、というお話。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全集1 屋根裏の散歩者』(光文社文庫) 推理小説…

『植草甚一スクラップ・ブック 14 ぼくたちにはミンガスが必要なんだ』(晶文社) チャールズ・ミンガス、セロニアス・モンク、エリック・ドルフィー、ローランド・カーク、についての文章を集めた巻。良い顔ぶれだなぁ。必死に彼らの素晴らしさを伝えよう…

稲垣足穂『稲垣足穂コレクション1 一千一秒物語』(ちくま文庫) ダンセイニの影響は受けつつもダンセイニとは全然違うファンタジー。ダンセイニが神話のようなファンタジーならこちらはもっと素朴なブリキのようなファンタジー。「一千一秒物語」に出てく…

『MS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』(メディアワークス) ガンオタのように見えて実は初代とΖしかまともに見たことはない。ZZは子供の時見た気がするけど何も覚えていない。だから早くも2巻の後半部分で良くわからなくなってしまった。うーむ。昨年Ζを…

『MS大図鑑 PART.1 一年戦争編』(メディアワークス) MS大図鑑シリーズの復刻版。兵器などの設定の細かさにビックリ。MSの性能はジオンの方が上回っていたにも拘らず負けた背景には操縦システムの複雑さがあったらしい。連邦軍のMSはコンピューター…

須賀敦子『トリエステの坂道』(白水Uブックス) 自分のことを書いている訳ではないのに自分のことを語っているのがこの人のスタイルだと思うし、そこがまた魅力だと思う。その場合語る対象との距離感が大切な訳で、今回のように自分の家族の事をメインの題…

辻静雄『辻静雄コレクション2』(ちくま文庫) 「王様の料理人にして料理人の王様」と称されたエスコフィエの伝記が面白い。ホテル王リッツと組んで名声を欲しいままにする華やかさの一方で、分業による料理の効率化や作業手順の簡略化など今に至るフランス…