貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ピーター・ハントケ『左利きの女』
小津へのオマージュ。
ハワード・ホークス『3つ数えろ』
名作ハードボイルド映画。脚本がフォークナー。だけど特にフォークナーっぽいなぁとは感じた記憶がないのだが。
溝口健二『赤線地帯』
溝口初体験。これは凄かった。若尾文子が悪女をやるとぴたりとハマる。助監督は後に若尾文子を使って名作を撮りまくる増村保造。映画中のぽよよ~~ン、という奇妙な音はテルミン。必見。社会批判と言うと語弊があるけれど思ったより社会性があると言うかなんというか。売春禁止法に文句を言う売春宿の親父とかに妙に感銘を受けた。書いていたらまた見たくなった。
小津安二郎『淑女は何を忘れたか』
感想が一言、小津はモダンだ。って書いてあった。もうちょっとなんか書けよ、去年の自分。