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アーシュラ・Ｋ・ル・グウィン『ゲド戦記１　影との戦い』（岩波書店）

ファンタジー小説の傑作。小学校の図書館で初めて出会って以来１０数年ぶりの再会。小学生のときは単に楽しいファンタジーだったが、今読み返してみると意外と深い。この世界の魔法は「ことば」と密接な関係があるし、この巻ではゲドが自ら生み出した影との戦いがテーマ。自分との戦いですよ、深いぜゲド戦記。