貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

オタク受け狙ってる感じはするけれど基本的にガンダムのテーマは同じ。結局戦争はいけません、善悪二元論、勧善懲悪なんてありません、ってことだ。随分カットされているのは変わらなそうだけど1巻に比べれば2、3巻は随分事情がわかりやすい。なんかどんなに重要そうな脇役でも脱出用の輸送機に乗ったが最後、え、まじでって感じで殺されてしまう。うわぁ、悲惨だなぁ、と思わせる演出は十分。SEEDのSEEDたる所以も何となく分かるんだけど、そこでチョッピリ現代性を獲得してるのかな。初代で言う所のニュータイプみたいなのが遺伝士操作とかの話になって来る感じ、なんだと思う。よく分からんけど。なんかアマゾンのレビューってアニメ関係が一番信用できる気がしていて、まぁそれはやっぱりアニメはオタクにはかなわん、と思うからなのだけど、彼らに言わせれば矛盾も多くて、ひたすら商業主義的な惨いアニメって事になるらしい。商業主義的なのはまぁ露骨だね、確かに。矛盾とかは別に一回さらっと見ただけでは何とも思わんけど、設定の精緻さこそガンダムの命だと思うのでいい加減な設定じゃダメだわな。今の子供たちがどれだけ見てるのかは見てみた所で結局分からんかった。見てたところで小学生とかが何処まで理解できるのかも未知数。ま、それはボクらが初代やΖ見ててもなんも覚えてない&多分わかってなかったはずだから別に良いのだけど・・・。『逆襲のシャア』はこれが無ければ、アムロもシャアもまだ出てこれたのかもしれない。ガンダム史上のスーパーヒーロ二人を殺した功罪を考えちゃう。どっちの方が儲かったかしら、と。次に進むには彼らの話にけりをつける事が必要だったのかしら。結末をどうつけるのか、続編の可能性を持たせるのか、編集者として判断を迫られたらスゲー難しいな、と実感。