貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

三角みづ紀『オウバアキル』(思潮社
この装丁で1800円は高い。売れないから、仕方ないのだろうけど、こういう感じの売り出し方ではいつまでたっても売れないだろうなって気はする。自意識過剰の垂れ流し一歩手前で踏み止まろうとしてる感じはします。まぁたまにちょっと嫌な感じになる時もあるんだけど、そういう嫌な感じの所に共感して読んでるとか思われると迷惑。今時の悩める女達には共感する所も多いのかしら。にしてもこの売り方では届かないだろうな。選評を書いてる四人が四人とも知らない。詩はもう人材枯渇しきってる感あり。さんざん書いたけど、踏み止まろうとしてる訳で、読んで損したとは思わない。今後に期待です。

 

オウバアキル