- 吉住渉『ハンサムな彼女』(集英社)
- 9巻。これにて完結。ちょっと尻切れとんぼな感じ。一哉はあっさり監督降りちゃうしなぁ。どうして少女漫画の連載って長期化しなかったんだろう??8巻、9巻は読み切り追加してなんとか作ってる感じが少し悪どい。全8巻で余裕で終わる。
- 原作・BONES/漫画・片岡人生、近藤一馬『交響詩篇エウレカセブン』(角川書店)
- 1~2巻。オタクっぽい薫りがプンプンするものをチェック。エヴァっぽ~いって誰もが思っているんだろうなぁ。オタクマーケットってヒットの要素をある程度分析できるというか、キャラをしっかり描き分けとけばどこかのキャラに必ずハマる、みたいな計算ができる気がします。当たっているものってそこら辺が凄く良くできているんだと思う。ボンズは『カウボーイビバップ』を作っていたスタッフが独立したプロダクションらしい。見た事ないけど。『鋼の錬金術師』のアニメも制作してたようです。
- 原作・山田風太郎/漫画・せがわまさき『バジリスク 甲賀忍法帖』(講談社)
- 山田風太郎の『甲賀忍法帖』の漫画化。原作が良いので面白いのは当たり前っちゃ当たり前。そんでもってどうしても原作の方が良いな、と思ってしまうのも致し方ないところか。不死身の薬師寺天膳の不気味さとか、原作に比べると弱いというか、どのキャラもちょっとずつ薄くなっている印象。これとか『PLUTO』とかリメイクものが流行っているけど、それなりの面白さはもちろんあるけど、オリジナルの面白い漫画を作る事の方が大変だし大切だとは思います。
- 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(集英社文庫)
- 1~3巻。ジョジョ祭り始めようかと思います。ジョジョの初期も、星矢もだけど、昔の漫画ってネームが凄く説明的。作品のクオリティとしてそれは良い事ではないかもしれないけど、これくらい説明的じゃないと小学生にはわかりづらいっていうのはあるかもしれないよなぁ。石仮面が発動して化け物が出てきたところからネームのテンションがガチアゲになって本当にぶっ飛んでます。「UUURRRRYYY!!」に「ウウウリーーーイイイ」ってルビ振ってあるんだもんなぁ。異色だよねぇ、1987年ですよ。ちなみにお気に入りの迷台詞は「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!刻むぞ血液のビート!」あーぁ、韻踏んじゃったよ・・・
- 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流』(集英社文庫)
- 4巻~7巻。第2部。時代を経て、一族の運命に動かされていくってゾラのルーゴン・マッカール叢書みたいだなぁ。って知識として知っているだけで、ルーゴン・マッカール叢書を読破した訳ではないのだけど。20巻もあるし。でもその壮大さも似てるよね。第2部はファンの評判も良いらしい。シュトロハイムとか濃いキャラも出てくるし。「ブァカ者がァアアアア ナチスの科学は世界一チィィィィ!!」ってホントおもろいね、この漫画。
- 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(集英社文庫)
- 8~10巻。リアルタイムで読んでた頃の第3部。途中から読み出したので何がなんだかわからない漫画だったなぁ、当時。