貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

横田増生『アマゾン・ドット・コムの光と影』(情報センター出版局)
アマゾンの配送センターへの潜入ルポ。単純労働の苛酷さや、如何に作業効率を上げる為に絞り上げているかをつぶさに語っているのだけど、まぁそこら辺は外資だもん、アルバイトなんか如何に低賃金で労働生産性を上げるかしか考えてないのが当たり前な気もする。てか単純労働の仕事ってそうだよね、家電の組み立てとかでも。というわけでそういう部分は別に面白くも何ともないんだけど、アマゾンが体質的に秘密主義だという事とか、最後にちらっと出てくるブックオフとの怪しい関係が超気になる。結局なんもわかんないってのがおいおい、って感じなのだけど、実際ブックオフとアマゾンに取引があったらちょっと怪しいなぁ、とも思った今日この頃。それとほぼ日の『いいまつがい』を5000部買い切って売り切ったていう話は、驚き。最大の販路としてだんだん出版社への影響力も増していくんだろうな。気軽に手を組める相手ではないかもしれない。要警戒。てか本当に再販制とかぶっ壊しかねないなぁって感じで、零細書店さんさようなら、って時代の流れは止められない感じ。

 

アマゾン・ドット・コムの光と影