- 宮下あきら『魁!!男塾』(集英社)
- 6〜11巻。もはや典型的なジャンプ式、次から次への格闘漫画へ。そして、死んだはずの人間がほぼ必ず生きている、というのは男塾ならでは?毒蛇が出てくれば必ず「ひと噛みで巨像をも倒す」猛毒という形容がついて、武器に毒が塗ってあったりすると、「かすり傷一つで死に至る」ことになっている。まったくもって変な漫画。でもギャグ度が薄れてきていて、かなり退屈に。
- いくえみ綾『I LOVE HER』(集英社)
- 1〜5巻。親の離婚で引っ越ししたら隣の男がクラスの担任で、という学園もの。いくえみ綾の漫画ってたまにあぁ、こういうの女の子好きそうって感じがする。で、あぁ女のこういうのうざったいっていう部分もいっぱいある。きっとそれは女からしてみりゃ共感の対象だったりするのかもしれないけど。独特の描写力、洞察力のある作家さんなのはわかりました。で、そのとき自分が好きな男の顔が、男性主人公の顔になるらしい。この時はひたすら奥田民生。