- 永井豪・ダイナミックプロ『デビルマン』(講談社)
- 全5巻。小学生の頃小説版デビルマンを読んだ記憶があって、すんげー怖かったのを覚えてる。で、初めて原作を読んだのだけど、これは間違いなく傑作!1巻は、絵の古さにまぁこんなもんよね、と思うかも。でもどんどん物語に引き込まれていって、4巻から一気にスケールがでかくなるんです。悪魔から人間を守るためにデビルマンとして戦ってきたのに、守ろうとしてきた人間に最愛の人を殺されるくだりは壮絶。これを読むと、やたらと長期連載に持ち込む今の漫画ってちょっとね、と思ってしまいます。非常に濃密な全5巻。
- 永井豪・衣谷遊『AMONデビルマン黙示録』(講談社)
- 全6巻。1巻は様子見。2〜4巻の古代編は凄くわかりづらいし、そんなに面白くない。5、6巻はデビルマンのストーリーに戻ってくるのだけど、これまた中途半端感はあるなぁ。傑作のリメイクは難しいということでしょうか。