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『機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY』

１～４巻。とても渋くていい作品。ガンダムというとパイロットはニュータイプでなんとなく操縦できちゃうのがいつもの流れですが、この作品に関してはガンダムがそんなにヒーローじゃないのがポイント。主人公も一般人の延長にいる感じが好感持てます。あとモビルスーツの操縦って技術的にも体力的にも大変なんだ、ということがちょいちょい描かれているあたりも新鮮。飛んだりするたびにちゃんとＧを感じてるんだもの。今回のライバル、アナベル・ガトーは硬派軍人の鏡ですね。そんでもってヒロイン、主人公と仲よさげなのに、後半で実はガトーと昔付き合ってましたという突然のカミングアウト。土壇場で昔の男の味方しちゃうあたりがグッときます。その瞬間の情けない主人公も最高。とにかくそんな色々が渋い名作。