貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ガルシア・マルケス『コレラの時代の愛』(新潮社)
ガルシア・マルケスの小説シリーズ、装丁、造本がかっこよすぎます。51年9カ月と4日、一人の男(フロレンティーノ・アリーサ)が女を待ち続けるお話。なのだけど、その女、フェルミーナ・ダーサとフベナル・ウルビーノの長年にわたる結婚生活の描写のほうが好きだったりします。夫のだめ男ぶりや、ささいな喧嘩、とか。

 

《愛する人が死ぬときは、身の回りのものもすべて一緒に死ぬべきだ》

 

コレラの時代の愛