2003-11-17 ■ 読 谷崎潤一郎『谷崎潤一郎全集 17 幼少時代・鍵 ほか』(中央公論社) なんと言っても鍵が良い。久しぶりの谷崎体験に大満足。彼の文学には思想がないとか言われるけれど、それで良いのです。というか、それが良いのです。新潮文庫版なら『瘋癲老人日記』とセットじゃないか!こんなお買い得な文庫があって良いものだろうか・・・。