貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

谷崎潤一郎谷崎潤一郎全集 17 幼少時代・鍵 ほか』(中央公論社)
なんと言っても鍵が良い。久しぶりの谷崎体験に大満足。彼の文学には思想がないとか言われるけれど、それで良いのです。というか、それが良いのです。新潮文庫版なら『瘋癲老人日記』とセットじゃないか!こんなお買い得な文庫があって良いものだろうか・・・。