貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ガイ・ハミルトン『黄金銃を持つ男』
007シリーズ第9作、ロジャー・ムーアのボンド。昨日植草甚一の本を読んでいたら原作のイアン・フレミングの事が色々書いてあったので、じゃあとりあえず007を見ようかしら、と言う思考回路。007シリーズではオープニングで映画のタイトルを連呼するような主題歌のもと、必ず美女がシルエットだけ映ってくねくね踊る。んでもって毎度の事ながらカーチェイスとか戦闘シーンとかが結構緩慢。でもまぁこのダラダラ感が007だと思ってしまえばそれはそれで楽しめるのかな。世評最も低い作品らしいけど別に良いんじゃないかしら。お相撲さん出てきてサバ折りしてたりすると笑うよね。空中で360度回転ジャンプするカースタントは頑張りました。しかしボンドカーが出てこないのがありえない。逆に敵の車が空飛んじゃうけど・・・。そのうち何でも良いから原作読んでみよう。
ルイス・ギルバート私を愛したスパイ
007シリーズ第10作にして敵にも女にもスマートに接するいわゆるジェームス・ボンド像を作り上げた作品。前作の反省を踏まえてか、スパイ道具の出血大サービス。のっけから時計でメッセージ受信しだすし。英国旗のパラシュートで落下するオープニングは秀逸。ボンドカーは海に潜るし、至れり尽くせりだった。
ジェイムズ・レヴァイン指揮『ビゼーカルメン
カルメン役はアグネス・バルツァ、ドン・ホセ役はホセ・カレーラス。オペラを全然知らんボクでもこの二人の名前は知っていた。とにかく馴染みのある曲のオンパレードでオペラ入門には最適なんだろうな、と。歌がバッチリ決まるとめちゃめちゃかっこいい。バルツァがあんまり綺麗じゃないのでカルメンの妖艶な魅力みたいなのはなかったけれどもこればっかりは仕方ない。セットやエキストラの壮大さにオペラすげーなーと感嘆する事しきり。
アルフレッド・ヒッチコック『引き裂かれたカーテン』
007の後はヒッチコックのスパイものを。まぁ余り良い出来ではないのだけど、終盤バスのシーン等は緊張感あり。ジュリー・アンドリュースがヒロインなのだがなんかこの人いまいち綺麗じゃないんだよなぁ。

 

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