貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

ミュージカル『フォッシー』
天才演出家ボブ・フォッシーが手掛けた数々の名作の名場面を再構成したベスト盤のようなミュージカル。主演のベン・ヴェリーンのいぶし銀のような魅力がたまらない。彼の歌う「Life is just a bowl of cherries」は絶品。ダンサー達は一挙手一投足、すべてに色気がある。ボブ・フォッシーの振り付けの特徴かしらん。全ての動きに指の先まで色気があるのだ。後これは何となく感じたフォッシーの(ブロードウェイの?)特徴みたいなものなんだけど、色々な境遇の人を描いても基本は人生賛歌。人生は美しい、という基本概念に基づいたエンターテイメント。そりゃ見ていて気持ち良いはずだわな。『フォッシー』はミュージカルが好きな人の方が何倍も楽しめる作品のはず。色々見て、もっと詳しくなったらこの作品に戻ってきたい。これがどんだけ豪華な作品か、そのとき初めてわかるはず。
ルパン三世2ndTVシリーズ 16』
91~96話。惰性で見ていたのだけどまたルパン熱再燃のきざし。やや、無理をしている感はあるけれど、せっかくここまで見たんだから、全部見ないと気が済まないような。でも集中力途切れがちで見ても忘れてると言う話も・・・。ま、いーか。
ルパン三世2ndTVシリーズ 17』
97~102話。98話「父っつぁんのいない日」は銭形警部が射殺されてしまうお話。小学生の時これだけは絶対に見た記憶がある。だからと言う訳ではないけど名作。最後銭形が帽子を深くかぶってルパンを見送る辺りはうまい。深くかぶせて、涙が頬を伝わるのかと思いきや、それはやらないという踏み止まり方に感銘を受けた。99話は突発的にオープニングの音が違う。なんなんだろう?いわゆるビリヤードオープニングは同じなんだけど効果音つきなのよね。当時100回記念で素人さんから脚本を募集して100~103話までは応募作品の中から優秀作をアニメ化したらしい。なんと言うかやっぱりちゃんと見ると飽きてきたとはいえ、それなりに面白くて、例えばアラブの石油王の名前を「アリババ・ナイババ」とかいう名前にしてしまう臆面のなさ具合が非常にやんちゃで良い。101話ではベルサイユのバラと共演。オスカルもアンドレも出てきてこれまたビックリ!ルパン三世、恐るべし。