- 原哲夫・武論尊『蒼天の拳』(新潮社)
- 1〜7巻。あの、『北斗の拳』の続編。蒼天の主人公の拳志郎は北斗のケンシロウに比べるとめっちゃ不良。クソ強くて義理人情に厚い漢が上海を舞台に大暴れ。しかも今回は妙にノリが軽くて女も口説けるタイプ。キャラとしては面白いかも。「お前はすでに死んでいる」の中国語バージョンは良しとしても、新決まり文句「○○の文句は俺に言えぇ」はイマイチな気がします。鉄のカツラかぶってる奴とか敵も個性的。でも、んなアホな〜っていうおバカな勢いみたいなのがもうちょっと欲しい所です。
- 江川達也『東京大学物語』(小学館)
- 1〜20巻。主人公村上君は頭脳明晰。その明晰な頭脳で瞬時に色々な要素を分析し、判断するのだけど、この漫画はその思考過程を描いた漫画って感じ。そしてその思考の仕方も歪んでいるし、裏目裏目に出てしまいいつしかギャグ漫画になってしまう。つまるところかなりネーム量多めになるんだけど、中盤以降エロシーンの増量でバランスを取ったって感じでしょうか。