- 桜玉吉『幽玄漫玉日記』(エンターブレイン)
- 5〜6巻。日記漫画がこんなに面白いとは思わなかった。生涯ベスト10に入ってきてしまうんじゃないだろうかってくらいこのテンションにやられてしまっています。桜玉吉を読まずに死ぬのは人生損してるなぁ。
- 原哲夫・武論尊『蒼天の拳』(新潮社)
- 8〜14巻。作者が楽しんで描いているのはわかるし、主人公がユニークなキャラなのも確かなのだが、イマイチ盛り上がりに欠ける。版権を管理するエージェンシーってのは今後出版社を脅かす存在になりうるけど、結局漫画を一緒に産み出していくのは担当編集なわけで、ビジネスが如何に巧かろうと作品の質とはまた別問題なんだな。
- 細野不二彦『ギャラリーフェイク』(小学館)
- 1〜4巻。小学館と言えば、『美味しんぼ』、この漫画が作り上げた蘊蓄漫画というジャンルは凄いね、と思わざるを得ない。蘊蓄と、ちょっと良い話。この黄金パターンは長期連載の秘訣?要するに『美味しんぼ』の美術版です。美術が嫌いじゃないならそれなりに楽しめる。