貼雑歩録 Ver.2.0

日々の情報から拡散する好奇心と、思考の断片をスクラップブックのように書き留める試み。

『劇場版 機動戦士ガンダム』 ガンプラや関連書籍、ゲーム、圧倒的に初代ガンダムが大人気。バンダイの屋台骨を支える化け物コンテンツ。まぁ実際今見ても面白いからなぁ。非常に名言が多いのも素敵。アマゾンのレビューを見るとなんか音が悪いらしい。5.1チ…

ルイス・ギルバート『007 ムーンレイカー』 何故か銃を使わないボンド。代わりに新兵器めじろ押しなんだけど。ベニスのゴンドラが水陸両用になっちゃったり、ベニスでいきなり剣道の胴着姿の奴に襲われたり、前作の敵がお笑いキャラになって登場したり・…

ジョエル・シュマッカー『オペラ座の怪人』 ミュージカルの映画化は難しい。とことん歌で綴られているので映画にするとどうしてもダラダラ、だらだら、してしまう。なるべく退屈させないように作っているんだろうけれど、ミュージカルは、ミュージカルを見た…

ガイ・ハミルトン『黄金銃を持つ男』 007シリーズ第9作、ロジャー・ムーアのボンド。昨日植草甚一の本を読んでいたら原作のイアン・フレミングの事が色々書いてあったので、じゃあとりあえず007を見ようかしら、と言う思考回路。007シリーズではオ…

ローマン・コッポラ『CQ』 コッポラの息子が監督。B級SFとその舞台裏ってな感じだけれど序盤ちとダラダラする。まぁそこそこニヤニヤする感じ。ジェラール・ドバルデュー、でぶだな。 ジョージ・ロイ・ヒル『スティング』 これはこれで凄く楽しめるなぁ…

荒牧伸志『APPlESEED』 1988年にも一度OVA化されているらしい。原作読んでないんで原作との違いについては何とも言えないのだけど原作からカットされてる所は多いらしい。読んでなくても頑張って見れば理解できるようにはなっている。世界観等を掴む…

ティム・バートン『スリーピー・ホロウ』 澁澤龍彦が喜びそうな小道具の世界。で、なんと鉄の処女(鋼鉄の処女)が出てきた!鉄の処女はヨーロッパの拷問道具、というかこれ使うとまず死んじゃうから拷問道具と言って良いのか定かでは無いけど、等身大の女性…

小津安二郎『戸田家の兄妹』 佐分利信のファンになってしまいそうです。『東京物語』の原形のようなお話なのだけど、高峰三枝子とか女性陣も綺麗だし見映えがするなぁ。最後の佐分利信の登場も見ていて気持ち良い。これにて1人小津祭りも終了。次は1人ヒッ…

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 04』 先が読めない、だから一度見だすと止まらないのはわかっているのに、よりによって試験初日の夜から再開してしまった私。一体何がどうなってるのかしら、気になる。 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 06』 「草迷宮」はちょっと…

小津安二郎『お茶漬けの味』 佐分利信は渋いなぁ。「お茶漬けだよ。お茶漬けの味なんだ。夫婦はこの、お茶漬けの味なんだよ」良い話だなぁ。

小津安二郎『秋日和』 小津の映画が良い事は既に語り尽くされているので。問題は若い頃の司葉子と岡田茉莉子がどちらも可愛いと言う事だ。二人のタイプはかなり違うのだけど。フェイド・イン、フェイド・アウトを使わずに繋げていくのだけど違和感が少ないの…

ハワード・ホークス『エル・ドラド』 ジョン・ウェイン主演のコテコテの西部劇。ジョン・フォードよりもホークスの西部劇の方が男臭い気がする。カメラをやっていた癖に詳しいことはわからないのだけど、俳優の顔を活かすも殺すも照明次第なんだなぁ、とわか…

山本嘉次郎『エノケンの近藤勇』 コメディとして今でも笑えるかって言うと、結構キツイよなぁ、というのが正直な感想。 『モンテヴェルディ:歌劇オルフェオ』 1607年初演の元祖オペラ。歌劇というスタイル自体は1600年頃からフィレンツェで見られた…

フランソワ・トリュフォー『隣の女』 最近1人トリュフォー祭りの様相を呈してきているなぁ。ファニー・アルダンは美人じゃないのに不思議な魅力がある。なんだか好きになってしまった。窓からむこうが見えていて、そのままカメラをひくと女が窓を見ている事…

シルヴァン・ショメ『ベルヴィル・ランデブー』 予告編でもうすぐジャームッシュの新作が公開される事を知る。アニメってやっぱり面白い。連想ゲーム的にシーンを繋いでいけたりもするし、思い通りの構図で撮れるし。アニメ、恐るべし。 フランソワ・トリュ…

ペドロ・アルモドバル『オール・アバウト・マイ・マザー』 好きだって人多いけれども、ペドロ・アルモドバルはどうもソリが合わない・・・。『トーク・トゥ・ハー』とかも好きだって言う人を良く見かけるけれども激賞するほどの気分にはならず。今日、これ見…

フリッツ・ラング『死滅の谷』 1921年の作品なのだけど手の込んだ事を色々やっている。ブニュエルはこの映画を見て映画を撮ろうと思ったんだとか。そう言われて見ると何となくわかる気がするような。冒頭、街の有力者達を1人ずつアップで写していくとこ…

フランクリン・J・シャフナー『猿の惑星』 何を勘違いしたのか最初から地球に不時着したんだとばかり思っていたので「衝撃のラストシーン」とか言われているやつはまったく衝撃じゃないままに終わってしまいました。ていうか、そうじゃなくても見てりゃオチ…

『火の鳥』 NHKがアニメ化したのを正月に一気に放送していたので録画して見る。全13話、5時間半。手塚治虫はやっぱスゴイね。

アルフレッド・ヒッチコック『サイコ』 植草甚一効果でヒッチコックが無性に見たくなってしまった。シャワーを浴びている時に殺されるシーンはあまりにも有名。今となっては当たり前だけれども、排水口へ流れ込むお湯の色で流血を表現したり、工夫が一杯。丸…

フレッド・ジンネマン『オクラホマ!』 ミュージカル界不朽の名作。ロジャース&ハマースタインの曲はとても良い。ジャズ・スタンダードとして有名な「飾りのついた四輪馬車」はこのミュージカルの曲。けど、映画はとても退屈。余程気をつけないとミュージカ…

『華麗なるミュージカル』 第6回「拍手は鳴りやまず」、ミュージカルが経済を席巻。ディズニーなどの大企業が参入する巨大な産業に。キャメロン・マッキントッシュと言う名は覚えておこう。『キャッツ』『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』などのプロデュ…

ウディ・アレン『おいしい生活』 ひたすら喋る。

『華麗なるミュージカル』 第五回「新たなる息吹き」、しばらく見て無かったのだけど再開。ウェスト・サイド・ストーリーやキャバレー、シカゴなどなどブロードウェイの新しい時代の幕開け。ウェスト・サイド・ストーリーはそれまで分業だった演出と振り付け…

スティーブン・スピルバーグ『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 実在の詐欺師のお話。まさに事実は小説より奇なり。オープニングのアニメーションがなかなか良い。アニメーションが次々と変化していくのって見ていて飽きない。普通に面白かったけど、余…

レイ・ミュラー『レニ』 レニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー。オリンピアの映像は確かに凄い。映像のセンスは抜群だったと言える。でも、そんな才能が無かった方が彼女は幸せだったのかもしれない。戦後、ナチ協力者としての烙印を背負い102才…

森田芳光『阿修羅のごとく』 ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』をテーマ曲にしていたのでちょっと気になっていた。見てみたらなかなか面白い。大竹しのぶが非常に良い味だしてる。桃井かおりとの熟女壮絶バトルは強烈&お見事。舞台となる昭和5…

スパイク・ジョーンズ『マルコヴィッチの穴』 意外と面白かった。PVを集めたDVDに収録されていた映画は特に面白くも無かったので、これもつまらないんじゃねぇの、と思っていたのだけど。マルコヴィッチに入ったとき、音の聴こえ方が変わるのが巧かった…

ロバート・ワイズ『ウェスト・サイド物語』 『サウンド・オブ・ミュージック』もそうなんだけど、この人は一番最初だけ異様に気合が入ってる。両方とも空撮で始まるんだけど、そこは頑張ったなぁと思う。ミュージカルとして楽しもうとしているので名曲ぞろい…

池広一夫『座頭市千両首』 シリーズ第6作。千両箱盗みの濡れ衣を着せられた市が真相を突きとめるお話。シリーズを通して見ていくと監督の違いで殺陣が微妙に違ってくる事がわかる。今回は切られた人の顔アップがあったり、インパクト強めな印象。どちらかと…